ようやくやりました
2019/04/25
ようやくやりました。
長崎県中総体柔道競技男子団体戦優勝!!
今年のチームは、このブログでも何度か触れましたが、団体戦は2位ばかりで、いつも同じ相手に決勝戦で敗れてきました。それがようやく、しかも全てのチームが目指している中総体で雪辱することが出来たのです。
長崎新聞にも掲載されましたが、ここで決勝戦の詳細を再現。
先鋒(毎回同じ相手に一本負けをしてきた我が福江中学校の主将だが、その責任感は人一倍強い)
組み手争いから、先手先手と技が出て、相手に「指導」1がいく、その後も攻め手を緩めず、優勢なままでの勝ちに等しい引き分けでムードを高めた。
次鋒(団体戦初出場のムードメーカーで、3年生なので責任感は強いが不慣れな面は否めない)
相手の次鋒はエース、気後れもあるのか腰が引けてしまう。それでも勇気を振り絞り果敢に挑むが、「技あり」を2回取られる「合わせ技」での一本負けを喫してしまう。
中堅(今春から著しく伸びてきた期待の3年生、技の切れが増してきた)
相手は手足が長く懐が深いやりにくい相手だが、当方のチームにも同じタイプがいるので気にすることなく攻撃に出ている。両者互角の勝負で(前回は負けている)、時間いっぱいかと思われた時、一瞬組負け大外刈りを喰らい一本負け。
これは非常に痛かった。残りの副将・大将がともに一本勝ちをしなければ代表戦にも望めない状況で、しかも相手チームは引き分け等とても上手なチームでもあった。
副将(長身・懐深く・バネもある、体重が増えていけば将来性の高い存在で、中学入学以来特に伸びてきた)
相手は引き分け狙い、「最低限一本負けだけはしない」という試合運び。前回も当ってその時は相手が攻めてきて、潰れて寝技(絞め技)で一本勝ちしているが、今回は上手に時間を稼いでくる。組み手でもなかなか持たせてくれない中で、時間だけが過ぎていく展開。私の頭の中に「あきらめ」の文字が浮かび上がってき始めた残り時間20秒ほど、相手の背中に手を回し思い切った大内刈りに行く、極めも強く相手は背中から落ちるしかなかった。見事な一本勝ちでチームのムードは最高潮に達した。
副将の一本勝ちが何を意味するか・・・
我がチームの大将は183㎝135kg、もちろん県内中学では随一の実力者。大将戦での一本勝ちと代表戦での勝利は、間違いないと思われるのです。
大将(我がチーム不動の絶対的エース)
相手チーム大将も頑張って一本負けを阻止しようとするが、1分過ぎ内股で「技あり」そのまま押さえ込んで「合わせ技」一本勝ち。
いよいよ代表戦に漕ぎ着けた。2敗1分からの追いつきでムードは最高潮。
代表戦
相手もチームの大黒柱、なんとか反則ポイントを稼いで勝利をもぎ取りたい気持ちは十分に伝わるが、如何せん我がチームのエースは微動だにせず、しかも万が一を考えた無理をしない落ち着いた試合運びで「指導」を2回取り(「有効」ポイント)、終わってみれば悠々の優勢勝ち。
以上が決勝戦の詳細であるが、もちろん私の見立てであり、気持ちの面は私の気持ちが相当入っています。
勢いに乗った個人戦でも、大将(90kg超級)はもちろん優勝しましたが、以外に55kg級と81kg級で優勝し、7階級中3階級を制覇しました。
これまでにない好成績を収め、非常に有意義な一日となりました。
子供たちには、「勝負の厳しさ、またそこにある醍醐味を味わうことが出来れば、将来の糧になる。」と送り出しましたが、私自身が勝負の醍醐味を一番味わったのかもしれません。寿命が少し縮まって、心臓によくない日でもあったのです。
この後、8月5日~6日に九州中総体(熊本県山鹿市)、8月18日~21日に全国中総体(三重県伊勢市)と続きます。私も帯同しますが、顧問の先生には暑い中大変なご苦労をお掛けすることになります。
もちろん、九州は柔道処ですし、全国には強豪校がうじゃうじゃいます。勝ち上がりには相当な苦しさが伴いますが、一戦一戦気合を入れて「ここに福江中学校あり!!」と見せつけてきたいと思います。
皆さんのご支援を宜しくお願いいたします。
やはり長くなりますね、柔道ネタは・・・